2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のトラックバック

最近買った本(Amazon.co.jp)

広告(Amazon.co.jp)

広告(Google AdSense)

無料ブログはココログ

トップページ | EXCEL入門: 時間を切り上げ、切り捨て、四捨五入する。 »

2011年8月11日 (木)

Touch Diamond(S21HT)にAndroidをインストールする。

はじめに

XDAndroid Projectというプロジェクトでは、Qualcommのチップを搭載したHTCのモバイルフォンにAndroidをポーティングするという作業を行っているらしい。

日本でも各社からHTCのモバイルフォンが販売されているが、自分の手元には以前解約したイー・モバイルTouch Diamond(S21HT)というWindows Mobile端末があったので、今回はこれにAndroidをインストールする。

使用端末

Touch Diamondo(S21HT)スペック

CPU Qualcomm MSM7201A 528MH
内部メモリ ROM:256MB/RAM:192MB
内部ストレージ 約4GB
ディスプレイ TFT液晶(タッチスクリーン)、2.8inch、VGA(W480×H640dot)
カメラ メインカメラ:約320万画素(CMOS)、サブカメラ:約30万画素(CMOS)
通信方式 HSDPA/W-CDMA(1.7GHz)、GSM(900/1800/1900MHz)
ワイヤレスLAN IEEE802.11b/g
Bluetooth 2.0+EDR準拠
外部I/F miniUSB端子(USB2.0 Full Speed)、メモリスロットなし
OS MicrosoftR Windows MobileR 6.1 Professional 日本語版

インストール方法

インストールは必要なファイルを端末の内部ストレージにコピーして、Windows Mobileからブートローダーを起動するだけ。

元の環境に手を加えず、電源を入れ直せば元のWindows Mobileが起動するので安全にAndoridを試すことができる。

ダウンロードと展開

XDAndroidの最新リリースのパッケージをファイル置き場から作業用のパソコンにダウンロードする。この文書の作成時点の最新版はVersion 2.2.2 FRX07となる。

RX07_Full_Bundle_20110715.zip

ダウンロードしたファイルはZipで圧縮されているので、7-Zipなどのアーカイバで展開する。展開したファイルはFRX07フォルダにまとめておく。

FRX07\
  AndroidApps\
  conf\
  haret.exe
  initrd.gz
  modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz
  rootfs.img
  startup.txt
  STARTUPS\
  system.ext2
  zImage

このバージョンには、Touch Diamond(S21HT)で起動時に勝手に再起動がかかり、Windows Mobileに戻ってしまうという不具合があるため、最新のKernelビルドとrootfsビルドをそれぞれkernel build servicerootfs build serviceからダウンロードする。以下のファイルはこの文書の作成時点の最新版となる。

htc-msm-linux-20110809_080420-package.tar.bz2
rootfs-20110727-358bc80.zip

これらも同様に展開する。

modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz
zImage_20110805_223228
rootfs-20110727-358bc80.img

展開したファイルをFRX07の下の対応するファイルと置き換える。

FRX07\
  AndroidApps\
  conf\
  haret.exe
  initrd.gz
  modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz →古いファイルは削除する。
  modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz ←最新版をコピーする。(ファイル名はそのまま)
  rootfs.img                              ←最新版を上書きする。(ファイル名の日付と連番は削除)
  startup.txt
  STARTUPS\
  system.ext2
  zImage                                  ←最新版を上書きする。(ファイル名の日付と連番は削除)

設定ファイルの修正

XDAndroidのパッケージは複数機種で共通のため、機種毎の設定ファイルを起動フォルダに設置する必要がある。

機種毎の設定ファイルのテンプレートがSTARTUPSフォルダの下にあるので、Touch Diamond用の以下の設定ファイルをFRX07フォルダの直下にコピーする。

FRX07\
  STARTUPS\
    DIAM\
      DIAM100\
        startup.txt ←このファイルを、
  starttup.txt      ←FRX07フォルダ直下にコピーする。

コピーした設定ファイルを以下のように修正する。

set ramsize 0x10000000
set ramaddr 0x10000000
set mtype 1805
set KERNEL zImage
set initrd initrd.gz
set cmdline "lcd.density=210 msmvkeyb_toggle=off gsensor_axis=2,-1,3 | 実際には一行で記述する。 
  board-htcraphael-navi.wake=0 pm.sleep_mode=1                       |
  rel_path=FRX07 board-htcraphael-navi.inversion=1"                  | ←追加部分。
boot

cmdlimeの設定値に"rel_path=FRX07"と"board-htcraphael-navi.inversion=1"を追加する。この部分は実際には一行で記述する。

これらはブート時のルートディレクトリ、及び、端末のボタンの上下を入れ替えることを指定する。

Androidの起動

作業用パソコンとS21HTをUSBケーブルで接続する。

作業用パソコンのFRX07フォルダをフォルダごとS21HTの内部ストレージのルートにコピーする。

コピーが終了したらUSB接続を解除する。

S21HTのファイルエクスプローラで内部ストレージを表示し、コピーしたFRX07フォルダの下のharet.exeを起動する。警告が表示されるので[はい]を選択する。

Linuxの起動メッセージが表示されるので気長に待つ。起動には時間がかかるが、初回起動時は特に時間がかかる。

初回起動時は途中でタッチパネルのキャリブレーションを行う必要がある。画面に□マークが表示されるのでタッチペンで中心をクリックする。画面の□がメッセージで邪魔されて見辛いが、左上→右上→左下→右下の順に表示される。また、キャリブレーションをやり直したい場合は、FRX07フォルダの下に作成されたts-calibrationファイルを削除すれば良い。

その後、XDAndroidの起動アニメーション(!)が表示され、さらに待つとAndroidの初期画面が表示される。

最初の設定

メニューの設定→言語とキーボードの設定→言語を選択で「日本語」を選択する。

あとはネットワークの設定とか、googleアカウントの設定とかを行えばAndroidマーケットに普通につながる。

日本語を入力したい場合はマーケットからsimejiなどをインストールすれば良い。

アンインストール方法

インストール時にコピーしたFRX07フォルダ、及び、内部ストレージのルートに作成された以下のフォルダを全て削除する。

内部ストレージ\
  .android_secure\
  Android\
  cache\
  FRX07\

その他

メニューの設定→日付と時刻で時間を合わせるさい、タイムゾーンの選択を「GMT+00:00」以外に変更するとWindows Mobileを起動したときの時間がずれてしまうため、ここはそのままにしておく。

起動中に固まるなど動作がおかしくなった場合は、内部ストレージのcacheフォルダを削除すると改善するかも。

USBデバッグモードをOnにすれば、開発用としても使用できる。

FRX07\confフォルダの下のfroyo.user.confファイルの設定値を以下のように変更すると動作が快適になるらしい。

cc_disksize=32
cc_memlimit=32
swappiness=20

以上

2011/09/02 記事のカテゴリーを変更した。

トップページ | EXCEL入門: 時間を切り上げ、切り捨て、四捨五入する。 »

Android」カテゴリの記事

Linux」カテゴリの記事

Smartphone」カテゴリの記事

コメント

ありがとう御座います。丁寧で分かりやすいです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/578502/52449097

この記事へのトラックバック一覧です: Touch Diamond(S21HT)にAndroidをインストールする。:

トップページ | EXCEL入門: 時間を切り上げ、切り捨て、四捨五入する。 »