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カテゴリー「Linux」の4件の記事

2011年9月19日 (月)

Eclipse入門: 日本語APIドキュメントをローカル環境、及び、ホバー表示で使用する。

はじめに

以前「Android入門: Androidの開発環境を作成する。(Linux/Windows対応版)」という記事で、日本語化プラグインPleiadesを使用してEclipseを日本語化する方法を説明した。PleiadesではEclipseのメニューやダイアログ、及び、エディタ上でJavaの標準APIのクラスやメソッドにカーソルを合わせてShift+F2を押下したときに表示されるドキュメントが日本語化される。

しかし、このドキュメントについてはインターネット上にあるJDKの日本語APIドキュメントを参照しているため、インターネットに接続していない環境では表示できない。また、エディタ上でJavaの標準APIのクラスやメソッドにマウスカーソルを合わせるとそれらの説明がホバー表示されるが、取得元のJDKのソースコードのコメントが英語で記述されているため、表示される説明も英語のままとなる。

そこで今回は、日本語APIドキュメントをローカルから参照する方法、及び、ホバー表示を日本語化する方法について説明する。

使用環境

  • Windows 7 Professional SP1

  • Ubuntu 11.04 Desktop 日本語Remix

  • JDK 6 update 27

  • Eclipse 3.7 Indigo + Pleiades 1.3.3

日本語APIドキュメントのインストール

日本語APIドキュメントをローカル環境にインストールする方法を説明する。インターネット上の日本語APIドキュメントについては、OracleのJavaのドキュメントページから[API]をクリックするとバージョンと言語ごとにドキュメントをまとめたページに遷移するので、例えば、[JDK Programmer Guides/6]の[Japanese]をクリックすれば、JDK 6の日本語APIドキュメントが参照できる。EclipseにPleiadesをインストールするとJavadocの参照先が英語版からこちらの日本語版に変更される。尚、現時点ではJDK 7の日本語APIドキュメントは準備されていない。

ダウンロード

日本語APIドキュメントをローカル環境で使用するには、これらのファイルをまとめてダウンロードする必要がある。しかし、Javaのダウンロードページから[Java SE 6 Documentation]の[Download]をクリックしドキュメントのダウンロードページに遷移しても英語版のアーカイブしか見当たらない。

というわけで、OracleとSunのサイトをあちこち探してみたが、以前は用意されていた日本語APIドキュメントのアーカイブが何処にも見当たらない。それらしいリンクをクリックしても英語版のページに飛ばされるだけである。どうやらサイトがリニューアルされたさいに行方不明になってしまったようだ。

いろいろ検索した結果、2chのプログラム板のJavaスレッドの書き込みから何とか無事にアーカイブを入手することができた。44さんありがとう!!因みにファイル名は以下の通りである。また、以降ファイルをダウンロードしたディレクトリを<download_dir>とする。

jdk-6u21-docs-ja.zip

また、複数バージョンのJDKをインストールして使い分けている場合、そのバージョンにあった日本語APIドキュメントのアーカイブが必要となる。updateのバージョンが異なる程度では殆ど問題ないが、メジャーバージョンが異なるとAPIの構成も異なるため問題が発生する。

2011/10/02追記:上記スレッドは過去ログ倉庫に落ちてしまったので、以下に該当部分を転載する。

http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/tech/1312958339/41-44
42 名前:デフォルトの名無しさん[] 投稿日:2011/08/14(日) 11:26:57.48
Java6 の Javadoc 日本語ってダウンロードできなくなったの?
ja のリンクや言語の選択すらできん

43 名前:デフォルトの名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/14(日) 11:38:29.02
所詮はオラクルがやることだからな

44 名前:デフォルトの名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/14(日) 13:58:54.51
Oracleは正直よくわからん。
http://bit.ly/p8j9OL
jdk-6u21-docs-ja.zip

インストール

特にインストーラーなどは用意されていないので、ダウンロードしたアーカイブを対応するVersionの<java_home>にコピー、及び、展開する。尚、以降JDKがインストールされたディレクトリを<java_home>とする。

Linuxの場合

  1. アーカイブを<java_home>にコピーする。

    $ sudo cp <download_dir>/jdk-6u21-docs-ja.zip /opt/jdk1.6.0_27/
  2. unzipを使用してアーカイブを<java_home>の下に展開する。

    $ cd /opt/jdk1.6.0_27/
    $ sudo unzip jdk-6u21-docs-ja.zip

Windowsの場合

  1. 管理所特権でコマンドプロンプトを起動する。

    ツールバーの[スタート] ボタンをクリックする。→[検索] ボックスに「コマンド」と入力する。→結果一覧で [コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] を選択する。

  2. アーカイブを<java_home>にコピーする。

    > copy <download_dir>/jdk-6u21-docs-ja.zip "C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\"
  3. 7-zipなどのファイルアーカイバを使用してアーカイブを<java_home>の下に展開する。

    > c:
    > cd "\Program Files\Java\jdk1.6.0_27"
    > "C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x jdk-6u21-docs-ja.zip

MergeDocのインストール

MergeDocはJDKのソースコードと日本語APIドキュメントをマージするツールである。MergeDocを使用してソースコードのコメントを日本語化すれば、標準APIのホバー表示だけでなくソースコードを参照したときのコメントも日本語化されることになる。

尚、MorgeDocのダウンロードページには「Eclipse 3.2 以降ではホバー表示は API ドキュメント HTML ソースから取得できるようになったため、ホバー表示のみを使用する場合は、MergeDoc は不要です。」とあるが、現状のEclipseではホバー表示の内容はソースコード→APIドキュメントの順番に検索されるため、ソースコードの参照とホーバー表示の日本語化を両立させるにはやはりMergedocが必要となる。

ダウンロード

MergeDocは日本語化プラグインのPleiadesと同じMergeDoc Projectのサイトで配布されている。MergeDoc Projectのトップページから左側のメニューの[MergeDoc / Javadoc 日本語化]をクリックするとMorgeDocのダウンロードページに遷移するので、「ダウンロード」から「MergeDoc本体」の最新版である[Version 2.1.4]をダウンロードする。尚、アーカイブのファイル名は以下の通り。また、以降ファイルをダウンロードしたディレクトリを<download_dir>とする。

mergedoc.zip

インストール

特にインストーラーなどは用意されていないので、ダウンロードしたアーカイブを適当なディレクトリに展開する。

Linuxの場合

ホームディレクトリの下にディレクトリmergedocを作成し、unzipを使用してアーカイブをその中に展開する。

$ cd
$ mkdir mergedoc
$ cd mergedoc
$ unzip <download_dir>/mergedoc.zip

Windowsの場合

C:\optの下にディレクトリmergedocを作成し、7-zipなどのファイルアーカイバを使用してアーカイブをその中に展開する。

> c:
> cd \opt
> mkdir mergedoc
> cd mergedoc
> "C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x <download_dir>\mergedoc.zip

Mergedocの使用方法

Mergedocを使用してJDKのソースコードと日本語APIドキュメントをマージする方法を説明する。

起動方法

MergedocはJavaアプリケーションのため、javaコマンドを使用して起動する。尚、-serverオプションを付けると処理が高速になるらしい。

Linuxの場合

$ cd ~/mergedoc
$ java -server -jar mergedoc.jar

Windowsの場合

> c:
> cd \opt\mergedoc
> java -server -jar mergedoc.jar

操作方法

Mergedocの操作方法について説明する。

  1. Mergedocが起動したら「基本設定」の以下の項目に値を設定する。

    • APIドキュメントディレクトリ

      日本語APIドキュメントを格納しているディレクトリを設定する。具体的にはpackage-listファイルがあるディレクトリとなる。また、エンコーディングの設定は「EUC-JP」とする。

    • 入力ソースアーカイブファイル

      Javaのソースコードのアーカイブを設定する。また、元のソースコードにはASCII以外の文字は含まれていないのでエンコーディングの設定は意味がないが、とりあえず「UTF-8」とする。

    • 出力ソースアーカイブファイル

      マージしたソースコードを出力する新規のアーカイブファイルを設定する。また、エンコーディングの設定は「UTF-8」とする。

    Linuxの場合

    以降<user_home>はユーザーのホームディレクトリとする。

    APIドキュメントディレクトリ /opt/jdk1.6.0_27/docs/ja/api EUC-JP
    入力ソースアーカイブファイル /opt/jdk1.6.0_27/src.zip UTF-8
    出力ソースアーカイブファイル <user_home>/src_ja_utf8.zip UTF-8

    Windowsの場合

    APIドキュメントディレクトリ C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\docs\ja\api EUC-JP
    入力ソースアーカイブファイル C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\src.zip UTF-8
    出力ソースアーカイブファイル C:\opt\src_ja_utf8.zip UTF-8

    また、「詳細設定」はデフォルトのままどの項目もチェックなしとする。

  2. [実行]ボタンを押下して、マージ処理を開始する。途中コンソールに以下のような警告がいくつか表示されるが、無視しても特に問題ないようだ。

    WARN  Comment - <コード名> 行数調整不可のためマージ出来ませんでした。
    WARN  JavaBuffer - Javadoc コメントの後のシグネチャを取得できませんでした。
  3. マージが終了したら、[終了]ボタンを押下してアプリケーションを終了する。

マージしたソースコードのインストール

マージしたソースコードのアーカイブを<java_home>に移動する。

Linuxの場合

  • アーカイブを<java_home>に移動する。

    $ sudo mv <user_home>/src_ja_utf8.zip /opt/jdk1.6.0_27/

Windowsの場合

  1. 管理所特権でコマンドプロンプトを起動する。

    ツールバーの[スタート] ボタンをクリックする。→[検索] ボックスに「コマンド」と入力する。→結果一覧で [コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] を選択する。

  2. アーカイブを<java_home>に移動する。

    > move C:\opt\src_ja_utf8.zip "C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\"

Eclipseの設定

インストールした日本語APIドキュメント、及び、マージしたソースコードのアーカイブをEclipseから使用する方法について説明する。

ドキュメントの参照先の変更

Eclipseの設定で、以下のJREシステム・ライブラリーの「Javadoc ロケーション」、及び、「ソース添付」項目をローカル環境の日本語APIドキュメント、及び、マージしたソースコードのアーカイブに変更する。

  • <java_home>/jre/lib/resources.jar

  • <java_home>/jre/lib/rt.jar

  • <java_home>/jre/lib/jsse.jar

  • <java_home>/jre/lib/jce.jar

  • <java_home>/jre/lib/charsets.jar

また、複数バージョンのJDKをインストールして使い分けている場合、JDK毎に同様の設定が必要となる。

  1. Eclipseのウィンドウメニューから[設定]を選択する。

  2. 設定ダイアログで、左側の一覧の[Java]を展開し、[インストール済の JRE]を選択する。

  3. 「インストール済のJRE」の一覧から「jdk1.6.0_27」を選択し、[編集]ボタンを押下する。

  4. JREの編集ダイアログで、「JREの編集JREシステム・ライブラリー」から「<java_home>/jre/lib/resources.jar」を選択し、[javadoc ロケーション]ボタンを押下する。

    Javadocダイアログが表示される。デフォルトでは「Javadoc URL (例 ~)」ラジオボタンが選択され、「Javadoc ローケーション・パス」にインターネット上の日本語APIドキュメントのURLが設定されている。

    Javadoc ローケーション・パス http://java.sun.com/javase/ja/6/docs/ja/api/
  5. Javadocダイアログで、「アーカイブ内の Javadoc」ラジオボタンを選択し、「アーカイブ・パス」にローカル環境の日本語APIドキュメントのアーカイブのパス、「アーカイブファイル内のパス」に「docs/ja/api」を設定する。

    Linuxの場合

    アーカイブ・パス /opt/jdk1.6.0_27/jdk-6u21-docs-ja.zip
    アーカイブファイル内のパス docs/ja/api

    Windowsの場合

    アーカイブ・パス C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\jdk-6u21-docs-ja.zip
    アーカイブファイル内のパス docs/ja/api
  6. [検証]ボタンを押下して以下の確認ダイアログが表示されることを確認する。

    Javadocの参照方法ロケーションの検証中
    [!] ロケーションは有効のようです。ファイル'package-list'および'index.html'が検出されました。

    ただし、Windowsでは以下の警告ダイアログが表示される。

    Javadocの参照方法ロケーションの検証中
    [!] Javadoc ロケーションは検証できません。

    どうやらEclipceの現バージョンではパスに空白が入っていると検証に失敗してしまうようだ。しかし、動作に問題は無いのでこのまま設定する。

  7. [OK]ボタンを押下して、Javadocダイアログをクローズする。

  8. JREの編集ダイアログで、「JREの編集JREシステム・ライブラリー」から「<パス名>/rt.jar」を選択し、[ソース添付]ボタンを押下する。

    ソース添付構成ダイアログが表示される。デフォルトでは「ローケーション・パス」に<java_home>の下のソースコードのアーカイブのパスが設定されている。

    Linuxの場合

    ローケーション・パス /opt/jdk1.6.0_27/src.zip

    Windowsの場合

    ローケーション・パス C:/Program Files/Java/jdk1.6.0_27/src.zip
  9. ソース添付構成ダイアログで、「アーカイブ・パス」にマージしたソースコードのアーカイブのパスを設定する。

    Linuxの場合

    ローケーション・パス /opt/jdk1.6.0_27/src_ja_utf8.zip

    Windowsの場合

    ローケーション・パス C:/Program Files/Java/jdk1.6.0_27/src_ja_utf8.zip
  10. [OK]ボタンを押下して、ソース添付構成ダイアログをクローズする。

  11. JREの編集ダイアログに戻るので、以下のライブラリの「Javadoc ロケーション」、及び、「ソース添付」も同様に変更する。

    rt.jar,jsse.jar,jce.jar,charsets.jar

  12. [完了]ボタンを押下して、JREの編集ダイアログをクローズする。

  13. [OK]ボタンを押下して、設定ダイアログをクローズする。

動作確認

設定が終わったら適当なソースに「String s;」と記述して、カーソルを合わせてShift+F2を押下する。内部Webブラウザーにドキュメントが表示されたら画面を右クリックしてプロパティを選択する。プロパティの「アドレス(URL)」が以下のようにローカル環境のアーカイブになっていれば、「Javadoc ロケーション」の設定は正しく行われている。

http://127.0.0.1:<ポート番号>/help/nftopic/jar:file:<java_home>/jdk-6u21-docs-ja.zip!/docs/ja/api/java/lang/String.html

また、「String s;」にマウスカーソルを合わせると表示されるホバー表示、及び、Ctrl+左クリックで表示されるソースコードのコメントが日本語化されていれば、「ソース添付」の設定は正しく行われている。

以上

2011/10/02、日本語APIドキュメントのダウンロードに追記した。

2011年8月27日 (土)

Android入門: 開発マシンにToshiba Regza Tablet(AT300/24C)を接続する。

この記事では開発マシンにToshiba Regza Tablet(AT300/24C)をUSBデバッグモードで接続する方法を説明する。尚、開発マシンにAntoroidデバイスを接続する方法の詳細については、Using Hardware Devicesを参照すること。製造元のUSB Vendor IDなどの情報もここに掲載されている。

AT300/24C側の設定

AT300/24CのUSBの接続モードをデバッグモードに設定する。

  • 設定アプリケーション開発を選択し、USBデバッグのチェックをOnにする。

AT300/24Cの接続

USBドライバを準備してから、開発マシンとAT300/24CをUSBケーブルで接続する。

Linuxの場合

  1. 開発マシンで、AT300/24C用のudev rulesファイルを以下の内容で新規に作成する。

    $sudo vi /etc/udev/rules.d/51-android.rules
    # Toshiba AT300/24C
    SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0930", MODE="0666", GROUP="plugdev"
  2. 開発マシンとAT300/24CをUSBケーブルで接続する。

  3. 開発マシンで、以下のコマンドを実行し、接続したAT300/24Cが表示されることを確認する。

    $cd ~/android-sdk-linux_x86/platform-tools$./adb devices
    List of devices attached 1234567890ABCDE device ←英数字部分はAT300/24Cの固有ID。

Windowsの場合

  1. 前回の記事の「Android SDKのインストール」でGoogle USB Driver packageを選択し、以下のディレクトリにUSBドライバがインストールされていることを確認する。

    <android-sdk-home>\extras\google\usb_driver
  2. このディレクトリの下のandroid_winusb.infファイルを修正し、[Google.NTx86]、及び、[Google.NTamd64]セクションに以下のエントリを追加する。

    [Google.NTx86]
    ;Toshiba AT300/24C
    %SingleAdbInterface%        = USB_Install, USB\VID_0930&PID_7100
    %CompositeAdbInterface%     = USB_Install, USB\VID_0930&PID_7100&MI_01
    
    [Google.NTamd64]
    ;Toshiba AT300/24C
    %SingleAdbInterface%        = USB_Install, USB\VID_0930&PID_7100
    %CompositeAdbInterface%     = USB_Install, USB\VID_0930&PID_7100&MI_01
  3. 開発マシンとAT300/24CをUSBケーブルで接続する。

  4. 新しいハードウェアの検索ウィザードが表示されるので、ドライバの検索場所に上記フォルダを指定してドライバをインストールする。

  5. これにより、デバイスマネージャーに以下のドライバが登録される。

      +-Android Phone
        +-Android Composite ADB Interface
  6. Windows XPの場合、上記デバイスに加えてMTP(Media Transfer Protocol)デバイスが検出され、ドライバのインストールに失敗する事がある。ただし、上記ドライバが正常にインストールされていれば、接続自体に問題はないようだ。

      +-その他のデバイス
        +-?MTP
  7. 開発マシンで、以下のコマンドを実行し、接続したAT300/24Cが表示されることを確認する。

    >cd C:\opt\android-sdk-linux_x86\platform-tools
    >adb devices
    List of devices attached 
    1234567890ABCDE device ←英数字部分はAT300/24Cの固有ID。

以上

2011/08/27 タイトルと本文を大幅に修正した。

2011/09/02 記事のカテゴリーを変更した。

2011年8月26日 (金)

Android入門: Androidの開発環境を作成する。(Linux/Windows対応版)

はじめに

Androidアプリケーションを開発するには、オープンソースの統合開発環境であるEclipseAndroid Developersで配布されているAndroid SDK、及び、Android Development Tools (ADT) Pluginなどが必要となる。この文書では、Linux環境、及び、Windows環境にAndroidの開発環境を作成する方法について説明する。

使用環境

  • Windows 7 Professional SP1

  • Ubuntu 11.04 Desktop 日本語Remix

  • JDK 6 update 27

  • Eclipse 3.7 Indigo + Pleiades 1.3.3

JDKのインストール

Eclipse、及び、Android SDKを使用するには、JAVAの開発環境のJDKが必要となる。ここではJDKのインストール方法について説明する。

尚、7/28にJDK 7がリリースされているが、現時点では安定していないため、JDK 6の最新版を使用する。

ダウンロード

OracleのJAVAのダウンロードページより環境に応じたインストーラーをダウンロードする。また、以降ファイルをダウンロードしたディレクトリを<download_dir>とする。

Linuxの場合

  1. JAVAのダウンロードページより、[Java SE 6 Update 27]→[JDK→Dawnload]を押下する。

  2. ライセンスに同意するため、「(o)Accept License Agreement」項目をチェックする。

  3. 一覧から次のLinux x86版の自己展開インストーラーをダウンローする。

    Product / File Description Java SE Development Kit 6 Update 27 Linux x86 - Self Extracting Installer
    Download jdk-6u27-linux-i586.bin

Windowsの場合

  1. JAVAのダウンロードページより、[Java SE 6 Update 27]→[JDK]→[Dawnload]を押下する。

  2. ライセンスに同意するため、「(o)Accept License Agreement」項目をチェックする。

  3. 一覧から次のWindows x86版のインストーラーをダウンローする。

    Product / File Description Java SE Development Kit 6 Update 27 Windows x86
    Download jdk-6u27-windows-i586.exe

インストール

インストーラーを実行し、適当なディレクトリにJDKをインストールする。以降このディレクトリを<java_home>とする。

Linuxの場合

  1. インストール先はディレクトリ/optの下とする。まずカレントディレクトリをこの下の変更する。

    $ cd /opt
  2. インストール先への書き込みは管理者権限が必要なため、自己展開インストーラーをsudoで実行する。

    $ sudo sh <download_dir>/jdk-6u27-linux-i586.bin
    [sudo] password for user: ←管理者パスワードを入力する。
  3. インストールが成功すると以下のようなメッセージが表示されるので、[Enter]キーを押下してインストーラーを終了する。

    Java(TM) SE Development Kit 6 successfully installed.
    Product Registration is FREE and includes many benefits:
      (中略)
    Press Enter to continue..... ←[Enter]キーを押下する。
    
    Done.
  4. Webブラウザが起動されJDKの登録画面が表示されるが、特に登録する必要はないため、そのままブラウザを終了する。

  5. その結果、以下のディレクトリにJDKがインストールされる。

    /opt/jdk1.6.0_27

Windowsの場合

  1. エクスプローラーからJDKのインストーラーを起動する。

  2. 起動画面で[次へ]ボタンを押下して、インストール機能の選択へ進む。

  3. インストール機能の選択で、「Java DB」のインストールの選択を解除する。

  4. インストール先については全てデフォルトのまま、[次へ]ボタンを押下する。

  5. インストールが成功するとJDKが正常にインストールされたことを示す画面が表示されるので、[完了]ボタンを押下してインストーラーを終了する。

  6. Webブラウザが起動されJDKの登録画面が表示されるが、特に登録する必要はないため、そのままブラウザを終了する。

  7. その結果、以下のディレクトリにJDKがインストールされる。

    C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27

環境変数の設定

JAVAアプリケーションがJDKのツール、及び、ライブラリを見つけられるように、環境変数JAVA_HOME、及び、PATHを設定する。

Linuxの場合

  1. ファイル~/.profileの末尾に以下の内容を追加する。

    $ vi ~/.profile
    # Java Development Kit
    if [ -z "$JAVA_HOME" ] ; then
      JAVA_HOME="/opt/jdk1.6.0_27"; export JAVA_HOME
      PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
    fi
  2. 変更を現在の環境に適用する。

    $ source ~/.profile
  3. 以下のコマンドを実行して、環境変数が正しく設定されていることを確認する。

    $ printenv
      :
    JAVA_HOME=/opt/jdk1.6.0_27
      :
    PATH=/opt/jdk1.6.0_27:(省略)
  4. 以下のコマンドを実行して、JDKのコマンドが実行できること、及び、バージョンが正しいことを確認する。

    $ java -version
    java version "1.6.0_27"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_27-b07)
    Java HotSpot(TM) Client VM (build 20.2-b06, mixed mode, sharing)

Windowsの場合

  1. Windows 7/Vistaの場合、[コンピュータ]を右クリック→[プロパティ]→[システムの詳細設定]→[詳細設定]タブをクリック→[環境変数]ボタンを押下し、環境変数ダイアログを表示する。

  2. Windows XPの場合、[マイ コンピューター]を右クリック→[プロパティ]→[詳細設定]タブをクリック→[環境変数]ボタンを押下し、環境変数ダイアログを表示する。

  3. 「システム環境変数」項目の[新規]ボタンを押下し、新しいシステム変数ダイアログを表示する。

  4. 「変数名」と「変数値」に以下の値を入力し、[OK]ボタンを押下して環境変数ダイアログに戻る。

    変数名 JAVA_HOME
    変数値 C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27
  5. 環境変数ダイアログで、「システムの環境変数」一覧から環境変数Pathを選択し[編集]ボタンを押下する。

  6. システム変数の編集ダイアログがオープンされるので、環境変数Pathの値の先頭にJAVA_HOMEの実行ファイルパスを追加する。

    変数名 Path
    変数値 %JAVA_HOME%\bin;(元のPathの値)
  7. 以下のコマンドを実行して、環境変数が正しく設定されていることを確認する。

    > set
      :
    JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27
      :
    PATH=C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27;(省略)
  8. 以下のコマンドを実行して、JDKのコマンドが実行できること、及び、バージョンが正しいことを確認する。

    > java -version
    java version "1.6.0_26"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_27-b07)
    Java HotSpot(TM) Client VM (build 20.2-b06, mixed mode, sharing)

Eclipseのインストール

Eclipseは開発対象に応じていくつかのパッケージが用意されている。Androidアプリケーションの開発ではJAVAの開発環境が必要となるため、ここではEclipseのJAVA用のパッケージをインストールする。また、Linuxの場合、日本語化プラグインのPleiadesのインストール、及び、バージョン管理ツールのSVNプラグインのインストールについても説明する。Windowsの場合、MergeDoc Projectのサイトで日本語化済みのパッケージが配布されているので、こちらをインストールする。

ダウンロード

Linuxの場合、EclipseのサイトからEclipseのJava用のパッケージをダウンロードする。また、MergeDocのサイトから日本語化プラグインPleiadesをダウンロードする。Windowsの場合、MergeDoc ProjectのサイトでEclipseの日本語化済みパッケージが配布されているので、こちらをダウンロードする。また、以降ファイルをダウンロードしたディレクトリを<download_dir>とする。

Linuxの場合

  1. Eclipseのダウンロードページより、パッケージ一覧のヘッダーにある「Eclipse Indigo (3.7) Packages for」項目のドロップダウンリストから「Linux」を選択する。

  2. 「Eclipse IDE for Java Developers」パッケージ右側の[Linux 32 Bit]を押下して、ファイルを適当なディレクトリに保存する。

    eclipse-java-indigo-linux-gtk.tar.gz
  3. MergeDoc Projectのサイトより、「Pleiades 本体ダウンロード」の[1.3.3]を押下して、ファイルを適当なディレクトリに保存する。

    pleiades_1.3.3.zip

Windowsの場合

  1. MergeDoc Prjectのサイトより、「日本語 Eclipse / Pleiades All in One 日本語ディストリビューション (zip ファイル)」の[Eclipse 3.7 Indigo Pleiades All in One]ボタンを押下する。

  2. 「Pleiades All in One 日本語ディストリビューション (zip) ダウンロード」より、パッケージ一覧の[Java/Standard All in One (JRE なし)]の[Download]ボタンを押下して、ファイルを適当なディレクトリに保存する。

    pleiades-e3.7-java_20110704.zip

インストール

ダウンロードしたEclipseのパッケージをインストール先のディレクトリに展開する。Windowsの場合、日本語化済みのパッケージにはPleiadesの他にいくつかのプラグインが最初から含まれているため、展開されるファイルがLinuxの場合よりも多くなる。

Linuxの場合

  1. インストール先はホームディレクトリの下とする。ホームディレクトリにディレクトリeclipse-3.7-javaを作成する。

    $ cd
    $ mkdir eclipse-3.7-java
  2. GNU tarを使用してパッケージを作成したディレクトリの下に展開する。

    $ cd eclipse-3.7-java
    $ tar -xzvf <download_dir>/eclipse-java-indigo-linux-gtk.tar.gz
  3. パッケージを展開すると以下のようなディレクトリ構成となる。尚、以降<user_home>はユーザーのホームディレクトリとする。

    <user_home>/eclipse-3.7-java/
      eclipse/
        .eclipseproduct
        about.html
        about_files/
        artifacts.xml
        configuration/
        dropins/
        eclipse
        eclipse.ini
        epl-v10.html
        features/
        icon.xpm
        libcairo-swt.so
        notice.html
        p2/
        plugins/
        readme/

Windowsの場合

  1. インストール先はC:ドライブのディレクトリ\optの下とする。C:ドライブのルートにディレクトリoptを作成する。

    > C:
    > cd \
    > mkdir opt
  2. 7-zipなどのファイルアーカイバを使用してパッケージをディレクトリC:\optの下に展開する。

    > cd \opt
    > "C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x <download_dir>\pleiades-e3.7-java_20110704.zip
  3. パッケージを展開すると以下のようなディレクトリ構成となる。

    C:\opt\pleiades-e3.7-java\
      .metadata.default\
      eclipse\
        configuration\
        dropins\
        features\
        p2\
        plugins\
        readme\
        .eclipseproduct
        artifacts.xml
        eclipse.exe
        eclipse.exe -clean.cmd
        eclipse.exe startup.cmd
        eclipse.ini
        eclipsec.exe
        jad.exe

日本語化

Linuxの場合、日本語化プラグインのPleiadesをインストールする。Windowsの場合、日本語化済みのパッケージを使用するため、この作業は必要ない。

Linuxの場合

  1. ダウンロードしたPleiadesのパッケージを適当なディレクトリに展開する。この例ではホームディレクトリの下のディレクトリfooに展開している。

    $ cd
    $ mkdir foo
    $ cd foo
    $ unzip <download_dir>/pleiades_1.3.3.zip
  2. 展開されたファイルのうちfeatures、pluginsディレクトリの中身を全て上記でインストールしたEclipseの同名のディレクトリにコピーする。

    $ mv features/* ~/eclipse-3.7-java/eclipse/features/
    $ mv plugins/* ~/eclipse-3.7-java/eclipse/plugins/
  3. Eclipseの設定ファイル(eclipse.ini)の最終行に以下の記述を追加する。

    $ cd ~/eclipse-3.7-java/eclipse
    $ vi eclipse.ini
    -javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
  4. 日本語化プラグインを初期化するため、-cleanオプションを付けてEclepseを起動する。

    $ ./eclipse -clean
  5. 初回起動時にワークスペースの場所を選択するダイアログが表示されるので、デフォルトのまま[OK]ボタンを押下する。

  6. Eclipseが起動されメニューなどが日本語化されていればPleiadesは正しくインストールされている。

SVNプラグインの追加

Linuxの場合、Eclipseにバージョン管理ツールのSVNプラグインを追加する。Windowsの場合、日本語化済みのパッケージにはSVNプラグインが含まれているため、この作業は必要ない。

Linuxの場合

  1. Eclipseより、ウィンドウメニュー→[設定]を選択する。

  2. 設定ダイアログがオープンされるので、[インストール/更新]→[使用可能なソフトウェア・サイト]を選択する。

  3. 使用可能なソフトウェア・サイトの一覧で、[追加]ボタンを押下する。

  4. サイトの追加ダイアログがオープンされるので、「名前」と「ロケーション」に以下の値を入力し、[OK]ボタンを押下する。

    名前 Subversive SVN Connectors
    ロケーション http://community.polarion.com/projects/subversive/download/eclipse/2.0/update-site/
  5. 設定ダイアログで、[OK]ボタンを押下する。

  6. ヘルプメニュー→[新規ソフトウェアのインストール]を選択する。

  7. インストールダイアログがオープンされるので、「作業対象」項目

    のドロップダウンリストから以下の項目を選択する。

    --全ての使用可能なサイト--
  8. 一覧が表示されたら、以下の項目のチェックボックスをOnにして、[次へ]ボタンを押下する。

    コラボレーション
      Subversive Revision Graph (オプション) (インキュベーション),0.7.9.I20110602-1700
      Subversive SVN 統合 Mylyn プロジェクト (オプション) (作業はインキュベーション),0.7.9.I20110602-1700
      Subversive SVN JDT 無視拡張 (オプション) (インキュベーション),0.7.9.I20110602-1700
      Subversive SVN チーム・プロバイダー (インキュベーション),0.7.9.I20110602-1700
    Subversive SVN コネクター
      Subversive SVN コネクター,2.2.2.I20110715-1700
      SVNKit 1.3.5 実装 (オプション),2.2.2.I20110715-1700
  9. インストールされる項目の一覧が表示されるので、[次へ]ボタンを押下する。

  10. ライセンスのレビューダイアログが表示されるので、以下の項目をチェックして、[完了]ボタンを押下する。

    (o)使用条件の上項に同意します
  11. ソフトウェアのインストールダイアログが表示され、選択したプラグインがダウンロード、及び、インストールされる。尚、インストール中に以下の警告ダイアログが表示された場合、[OK]ボタンを押下してインストールを続行する。

    セキュリティー警告
    [!] 警告:署名なしコンテンツを含むソフトウェアをインストールして
        います。このソフトウェアの真正性または妥当性を実証できません。
        インストールを続行しますか?
  12. インストールが終了し以下の選択ダイアログが表示されたら、[今はしない]ボタンを押下する。

    ソフトウェア更新
    (?) インストール変更内容を有効にするには、Eclipseを再始動する必要が
        あります。再始動せずに、変更を適用することができますが、問題が
        発生する可能性があります。
  13. ファイルメニュー→[終了]を選択しEclipseを終了する。

  14. 日本語化プラグインを初期化するため、-cleanオプションを付けてEclepseを起動する。

    $ ./eclipse -clean

Android SDKのインストール

Android SDKのインストール方法を説明する。まず環境ごとのAndroid SDKの基本パッケージをインストールする。次に基本パッケージに含まれるAndroid SDK and AVD Managerを使用して、開発するのAndroid OSのVersionに対応したSDKのパッケージをインストールする。

ダウンロード

Andoroid DevelopersのサイトダウンロードページからAndroid SDKの基本パッケージをダウンロードする。また、以降ファイルをダウンロードしたディレクトリを<download_dir>とする。

Linuxの場合

  • Android SDKのダウンロードページより、以下のパッケージをダウンロードする。

    Platform Linux (i386)
    Package android-sdk_r12-linux_x86.tgz

Windowsの場合

  • Android SDKのダウンロードページより、以下のパッケージをダウンロードする。

    Platform Windows
    Package android-sdk_r12-windows.zip

インストール

ダウンロードしたパッケージをインストール先のフォルダに展開する。以降このディレクトリを<android_sdk_home>とする。

Linuxの場合

  1. GNU tarを使用してパッケージをホームディレクトリの下に展開する。

    $ cd
    $ tar -xzvf <download_dir>/android-sdk_r12-linux_x86.tgz
  2. パッケージを展開すると以下のようなディレクトリ構成となる。尚、以降<user_home>はユーザーのホームディレクトリとする。

    <user_home>/android-sdk-linux_x86/
      SDK Readme.txt
      add-ons/
      platforms/
      tools/

Windowsの場合

  1. 7-zipなどのファイルアーカイバを使用してパッケージをディレクトリC:\optの下に展開する。

    > c:
    > cd \opt
    > "C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x <download_dir>/android-sdk_r12-windows.zip
  2. パッケージを展開すると以下のようなディレクトリ構成となる。

    C:\opt\android-sdk-windows\
      add-ons\
      platforms\
      tools\
      SDK Manager.exe
      SDK Readme.txt

SDKのダウンロード

Android SDK and AVD Managerを使用して、開発対象のAndroid OSのVersionに対応したSDKのパッケージをダウンロードする。尚、回線速度にも拠るがこの処理は非常に時間がかかるため、ダウンロードするのは必要なパッケージのみに絞った方が良い。この例では、Version 2.1,2.2,2.3.3,3.1のみをダウンロードしている。

Linuxの場合

  1. <android_sdk_home>/toolsの下の以下のコマンドを実行し、Android SDK and AVD Managerを起動する。

    $ cd ~/android-sdk-linux_x86/tools
    $ ./android
  2. 左のメニューで[Available Packages]を選択すると、「Packages available for download」一覧にインストール可能なパッケージの一覧が表示されるので、以下のパッケージを選択して[Install Selected]ボタンを押下する。

    Android Repository
      Android SDK platform-tools
      Documentation for Anfdroid SDK, API 13
      SDK Platform Android 3.1, API 12
      SDK Platform Android 2.3.3, API 10
      SDK Platform Android 2.2, API 8
      SDK Platform Android 2.1, API 7
      Samples for SDK API 12
      Samples for SDK API 10
      Samples for SDK API 8
      Samples for SDK API 7
    Third party Add-ons
      Google Inc.(dl-ssl.google.com)
        Google APIs by Google Inc.,Android API 12
        Google APIs by Google Inc.,Android API 10
        Google APIs by Google Inc.,Android API 8
        Google APIs by Google Inc.,Android API 7
  3. Choose Packages to Installダイアログが表示されるので、「Accept All」ラジオボタンを選択して、[Install]ボタンを押下する。

  4. Installing Archivesダイアログが表示され、選択したパッケージがダウンロード、及び、インストールされる。

  5. インストールの最後に以下の警告ダイアログが表示されるので、[Yes]ボタンを押下してインストールを続行する。

    ADB Restart
    (?) A package that depends on ADB has been updated.
        Do you want to restart ADB now
  6. インストールが終了したら[Close]ボタンを押下して、Installing Archivesダイアログを終了する。

  7. 左のメニューで[Installed packages]を選択すると、インストール済みのパッケージが表示されるので、内容を確認したらタイトルバーの(X)ボタンを押下してAndroid SDK and AVD Managerを終了する。

Windowsの場合

  1. <android_sdk_home>の下の以下のコマンドを実行し、Android SDK and AVD Managerを起動する。

    > cd C:\opt\android-sdk-windows
    > SDK Manager.exe
  2. Choose Packages to Installダイアログが表示されるので、[Cancel]ボタンを押下してAndroid SDK and AVD Managerに戻る。ここで[OK]ボタンを押下すると全パッケージのダウンロードが始まってしまうので注意する。

  3. 左のメニューで[Available Packages]を選択すると、「Packages available for download」一覧にインストール可能なパッケージの一覧が表示されるので、以下のパッケージを選択して[Install Selected]ボタンを押下する。尚、Windows環境で実機を接続する場合、USBドライバが必要なのでGoogle USB Driver packageも選択すること。

    Android Repository
      Android SDK platform-tools
      Documentation for Anfdroid SDK, API 13
      SDK Platform Android 3.1, API 12
      SDK Platform Android 2.3.3, API 10
      SDK Platform Android 2.2, API 8
      SDK Platform Android 2.1, API 7
      Samples for SDK API 12
      Samples for SDK API 10
      Samples for SDK API 8
      Samples for SDK API 7
    Third party Add-ons
      Google Inc.(dl-ssl.google.com)
        Google APIs by Google Inc.,Android API 12
        Google APIs by Google Inc.,Android API 10
        Google APIs by Google Inc.,Android API 8
        Google APIs by Google Inc.,Android API 7
        Google USB Driver package
  4. Choose Packages to Installダイアログが表示されるので、「Accept All」ラジオボタンを選択して、[Install]ボタンを押下する。

  5. Installing Archivesダイアログが表示され、選択したパッケージがダウンロード、及び、インストールされる。

  6. インストールの最後に以下の警告ダイアログが表示されるので、[Yes]ボタンを押下してインストールを続行する。

    ADB Restart
    (?) A package that depends on ADB has been updated.
        Do you want to restart ADB now
  7. インストールが終了したら[Close]ボタンを押下して、Installing Archivesダイアログを終了する。

  8. 左のメニューで「Installed packages」を選択すると、インストール済みのパッケージが表示されるので、内容を確認したらタイトルバーの[X]ボタンを押下してAndroid SDK and AVD Managerを終了する。

ADT Pluginのインストール

Android Development Tools (ADT) Pluginのインストール方法について説明する。

  1. Eclipseを起動する。

    Linuxの場合

    $ cd ~/eclipse-3.7-java/eclipse
    $ ./eclipse

    Windowsの場合

    $ c:
    $ cd \opt\eclipse-3.7-java\eclipse
    $ eclipse.exe
  2. Eclipseより、ウィンドウメニュー→[設定]を選択する。

  3. 設定ダイアログがオープンされるので、[インストール/更新]→[使用可能なソフトウェア・サイト]を選択する。

  4. 使用可能なソフトウェア・サイトの一覧で、[追加]ボタンを押下する。

  5. サイトの追加ダイアログがオープンされるので、「名前」と「ロケーション」項目に以下の値を入力し、[OK]ボタンを押下する。

    名前 ADT Plugin
    ロケーション https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
  6. 設定ダイアログで、[OK]ボタンを押下する。

  7. ヘルプメニュー→[新規ソフトウェアのインストール]を選択する。

  8. インストールダイアログがオープンされるので、「作業対象」のドロップダウンリストから以下の項目を選択する。

    ADT Plugin - https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
  9. 一覧が表示されたら、以下の項目のチェックボックスをOnにして、[次へ]ボタンを押下する。

    開発ツール
      Android DDMS
      Android 開発ツール
      Android Hierarchy Viewer
      Android Traceview
  10. インストールされる項目の一覧が表示されるので、[次へ]ボタンを押下する。

  11. ライセンスのレビューダイアログが表示されるので、以下の項目をチェックして、[完了]ボタンを押下する。

    (o)使用条件の上項に同意します
  12. ソフトウェアのインストールダイアログが表示され、選択したプラグインがダウンロード、及び、インストールされる。尚、インストール中に以下の警告ダイアログが表示された場合、[OK]ボタンを押下してインストールを続行する。

    セキュリティー警告
    [!] 警告:署名なしコンテンツを含むソフトウェアをインストールして
        います。このソフトウェアの真正性または妥当性を実証できません。
        インストールを続行しますか?
  13. インストールが終了し以下の選択ダイアログが表示されたら、[今はしない]ボタンを押下する。

    ソフトウェア更新
    (?) インストール変更内容を有効にするには、Eclipseを再始動する必要が
        あります。再始動せずに、変更を適用することができますが、問題が
        発生する可能性があります。
  14. ファイルメニュー→[終了]を選択しEclipseを終了する。

  15. 日本語化プラグインを初期化するため、-cleanオプションを付けてEclepseを起動する。

    Linuxの場合

    $ ./eclipse -clean

    Windowsの場合

    > eclipse.exe -clean.cmd
  16. Eclipseより、ウィンドウメニュー→[設定]を選択する。

  17. 設定ダイアログがオープンされるので、[Android]を選択する。

  18. 「Android 設定」の「SDKロケーション」項目に<android_sdk_home>を設定し、[OK]ボタンを押下する。

    Linuxの場合

    <user_home>/android-sdk-linux_x86

    Windowsの場合

    C:\opt\android-sdk-windows
  19. 設定ダイアログで、[OK]ボタンを押下する。

以上

2011/08/26 新規作成。
2011/08/27「開発マシンとAndroidデバイスの接続」を別記事に分割した。
2011/09/02 記事のカテゴリーを変更した。
2011/09/19 記事の誤字と間違いを修正した。

2011年8月11日 (木)

Touch Diamond(S21HT)にAndroidをインストールする。

はじめに

XDAndroid Projectというプロジェクトでは、Qualcommのチップを搭載したHTCのモバイルフォンにAndroidをポーティングするという作業を行っているらしい。

日本でも各社からHTCのモバイルフォンが販売されているが、自分の手元には以前解約したイー・モバイルTouch Diamond(S21HT)というWindows Mobile端末があったので、今回はこれにAndroidをインストールする。

使用端末

Touch Diamondo(S21HT)スペック

CPU Qualcomm MSM7201A 528MH
内部メモリ ROM:256MB/RAM:192MB
内部ストレージ 約4GB
ディスプレイ TFT液晶(タッチスクリーン)、2.8inch、VGA(W480×H640dot)
カメラ メインカメラ:約320万画素(CMOS)、サブカメラ:約30万画素(CMOS)
通信方式 HSDPA/W-CDMA(1.7GHz)、GSM(900/1800/1900MHz)
ワイヤレスLAN IEEE802.11b/g
Bluetooth 2.0+EDR準拠
外部I/F miniUSB端子(USB2.0 Full Speed)、メモリスロットなし
OS MicrosoftR Windows MobileR 6.1 Professional 日本語版

インストール方法

インストールは必要なファイルを端末の内部ストレージにコピーして、Windows Mobileからブートローダーを起動するだけ。

元の環境に手を加えず、電源を入れ直せば元のWindows Mobileが起動するので安全にAndoridを試すことができる。

ダウンロードと展開

XDAndroidの最新リリースのパッケージをファイル置き場から作業用のパソコンにダウンロードする。この文書の作成時点の最新版はVersion 2.2.2 FRX07となる。

RX07_Full_Bundle_20110715.zip

ダウンロードしたファイルはZipで圧縮されているので、7-Zipなどのアーカイバで展開する。展開したファイルはFRX07フォルダにまとめておく。

FRX07\
  AndroidApps\
  conf\
  haret.exe
  initrd.gz
  modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz
  rootfs.img
  startup.txt
  STARTUPS\
  system.ext2
  zImage

このバージョンには、Touch Diamond(S21HT)で起動時に勝手に再起動がかかり、Windows Mobileに戻ってしまうという不具合があるため、最新のKernelビルドとrootfsビルドをそれぞれkernel build servicerootfs build serviceからダウンロードする。以下のファイルはこの文書の作成時点の最新版となる。

htc-msm-linux-20110809_080420-package.tar.bz2
rootfs-20110727-358bc80.zip

これらも同様に展開する。

modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz
zImage_20110805_223228
rootfs-20110727-358bc80.img

展開したファイルをFRX07の下の対応するファイルと置き換える。

FRX07\
  AndroidApps\
  conf\
  haret.exe
  initrd.gz
  modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz →古いファイルは削除する。
  modules-2.6.27.46-01344-g76a304d.tar.gz ←最新版をコピーする。(ファイル名はそのまま)
  rootfs.img                              ←最新版を上書きする。(ファイル名の日付と連番は削除)
  startup.txt
  STARTUPS\
  system.ext2
  zImage                                  ←最新版を上書きする。(ファイル名の日付と連番は削除)

設定ファイルの修正

XDAndroidのパッケージは複数機種で共通のため、機種毎の設定ファイルを起動フォルダに設置する必要がある。

機種毎の設定ファイルのテンプレートがSTARTUPSフォルダの下にあるので、Touch Diamond用の以下の設定ファイルをFRX07フォルダの直下にコピーする。

FRX07\
  STARTUPS\
    DIAM\
      DIAM100\
        startup.txt ←このファイルを、
  starttup.txt      ←FRX07フォルダ直下にコピーする。

コピーした設定ファイルを以下のように修正する。

set ramsize 0x10000000
set ramaddr 0x10000000
set mtype 1805
set KERNEL zImage
set initrd initrd.gz
set cmdline "lcd.density=210 msmvkeyb_toggle=off gsensor_axis=2,-1,3 | 実際には一行で記述する。 
  board-htcraphael-navi.wake=0 pm.sleep_mode=1                       |
  rel_path=FRX07 board-htcraphael-navi.inversion=1"                  | ←追加部分。
boot

cmdlimeの設定値に"rel_path=FRX07"と"board-htcraphael-navi.inversion=1"を追加する。この部分は実際には一行で記述する。

これらはブート時のルートディレクトリ、及び、端末のボタンの上下を入れ替えることを指定する。

Androidの起動

作業用パソコンとS21HTをUSBケーブルで接続する。

作業用パソコンのFRX07フォルダをフォルダごとS21HTの内部ストレージのルートにコピーする。

コピーが終了したらUSB接続を解除する。

S21HTのファイルエクスプローラで内部ストレージを表示し、コピーしたFRX07フォルダの下のharet.exeを起動する。警告が表示されるので[はい]を選択する。

Linuxの起動メッセージが表示されるので気長に待つ。起動には時間がかかるが、初回起動時は特に時間がかかる。

初回起動時は途中でタッチパネルのキャリブレーションを行う必要がある。画面に□マークが表示されるのでタッチペンで中心をクリックする。画面の□がメッセージで邪魔されて見辛いが、左上→右上→左下→右下の順に表示される。また、キャリブレーションをやり直したい場合は、FRX07フォルダの下に作成されたts-calibrationファイルを削除すれば良い。

その後、XDAndroidの起動アニメーション(!)が表示され、さらに待つとAndroidの初期画面が表示される。

最初の設定

メニューの設定→言語とキーボードの設定→言語を選択で「日本語」を選択する。

あとはネットワークの設定とか、googleアカウントの設定とかを行えばAndroidマーケットに普通につながる。

日本語を入力したい場合はマーケットからsimejiなどをインストールすれば良い。

アンインストール方法

インストール時にコピーしたFRX07フォルダ、及び、内部ストレージのルートに作成された以下のフォルダを全て削除する。

内部ストレージ\
  .android_secure\
  Android\
  cache\
  FRX07\

その他

メニューの設定→日付と時刻で時間を合わせるさい、タイムゾーンの選択を「GMT+00:00」以外に変更するとWindows Mobileを起動したときの時間がずれてしまうため、ここはそのままにしておく。

起動中に固まるなど動作がおかしくなった場合は、内部ストレージのcacheフォルダを削除すると改善するかも。

USBデバッグモードをOnにすれば、開発用としても使用できる。

FRX07\confフォルダの下のfroyo.user.confファイルの設定値を以下のように変更すると動作が快適になるらしい。

cc_disksize=32
cc_memlimit=32
swappiness=20

以上

2011/09/02 記事のカテゴリーを変更した。